はい本日JR秋葉原駅前すぐにあるアキバスクエアで開催されましております、メガホビEXPO

我がメガハウス(特に僕の新作)をはじめ参加各メーカーさまのたくさんの新着情報目白押しですので

お近くの方はもちろんの事、ちょっと遠くの方もちょっと無理していらしてみてくださいね。

さて、皆さん初めまして。そうでない人はお久しぶりです、メガハウスで原型やっておりますキバヤシノリオと申します。

 

この間までメガホビブログのほうでぽつぽつと語っていたのですが、この度めでたく独立させていただきまして、僕のワックスを用いたフィギュア造形法についてこのページにて語らせていただくことになりました次第です。

 

なんだかページの煽り文句が大変こっぱずかしくって落ち着きませんが、こういうフィギュアの作り方があるんだ~とか、ちょっとこういう素材が気になってはいるんだよね~的な方々への一助になるようなページを目指してがんばっていきたいと思います。

 

そんなわけで、僕のフィギュア造形法をご紹介するに当たって今回からゴールとなるモチーフを設定することにいたしました。

そのモチーフとは………我がメガトレショップの看板娘、メガちゃんです!!!

 

 

うおっカワエエ……。どんな○○○履いてるんでしょうか。すごい気になります…そんなわけでテンション上がってきたところでいきなり造形スタート!!!

 

 

ここで特にフィギュアをこれから作ってみたい!といったかたにおススメなのは「立体スケッチ」です。

まずは上の設定資料の全身図を、想定するサイズに拡大コピーしておきます。

それにあわせてインダストリアルクレイでざっと立体にしてしまい、完成後のボリュームやイメージをつかんでしまうのです。

これはものすごく捗るので作っている人にもこれからって人にも強力におススメしたいです。

 

ちなみにインダストリアルクレイというのは油粘土の一種で、加温するとやわらかくなり、冷えると硬めになります。そのへんはちょっとワックスに似ていますね。

東急ハンズとか、画材屋さんで扱ってることが多いです。お値段は¥1kくらい。

学生の頃、工業デザインかなにかの授業で、これで実物大の車を作っていたのを思い出しますね。

そこでこの加温というのが曲者なんですが、本来は巨大なクレイオーブンなるもので温めるんですけどそんなの授業のときに見たきりで、どこで売ってるのかいまだに知りません。

僕はどうしているかといいますと、

こういうミニ温/冷蔵庫を保温モードに切り替え、温度を48℃に設定して使っております。大きさは60×40×50くらい、お値段はヨドバシやドンキの冷蔵庫売り場で¥11kくらいでした。

これはワックスの加温なんかにも使いますので持ってたほうがいいです。表現の幅が広がります。

 

そこで先ほどの拡大コピーを参考にクレイをちぎって丸めて形を作っていきます。

えっ…これがプロの仕事なの?って思ったかたいらっしゃると思いますが、改めて画像みて僕もそう思っちゃいました。

気を取り直して作業進めます。

んーなんか呪い人形みたいですね。この状態の時にいろいろいじくってポーズを検討します。

こんな感じかなー。まあ気になればあとで変えればいいですし、そのぶんこのページのネタにもなるからとりあえずこれでgoです。

そしてざっと盛り付けてしまったのがこちら。

髪の毛なんかはだんだら模様に切った粘土を貼り付けているだけなので立体的整合性はまったくございません。

あー完成したらこんなサイズ/ボリュームになるのかーというのがわかればいいのです。よし。把握したぞ。

 

 

そんなわけで初回はこんなところで終了です。次回ワックスをさわりましょうか。それでは~