皆様こんにちは。原型師のキバヤシです。
ヤマト見てきましたよ。ヤマトってもっと上の世代のものだと思ってたんですけど、
僕以下の世代にも非常に喰いやすくアレンジしてると思います。面白いですつか良いですよねあのアホ毛!声も艦長さんだし。
さて前回の続きです。頭部として切り出したワックスの板を加熱したコテでならしていくわけですが、それにはいろいろ方法がありまして。
まず第一に、アルコールランプ&スパチュラです。
まあ汚い。
画像下のスパチュラをランプの炎で加熱して作業をします。これのメリットはとりあえず価格が安いということ。
たしかランプで¥1000程度、スパチュラも¥2000しなかったはず。
ただし火を発生させるので火事には注意してください。もしもの時は結果的に何より高くつきます。
そしてワックスペン。
ほんと汚い。
こちらのネックはなにより高価(¥17000)であることと、
ペン先を自作しなければならないので初心者にはハードル高いといったところでしょうか。
でもスパチュラをいちいち加熱して作業するのと比べると、スピードが例え話ではなく100倍違うので
続けてやっていく気があるのでしたらこちらがおススメです。
で、スパチュラなりペン先なりを加熱して頭部の表面をなでてやりますとこんな感じ。
んーなんかフィギュアって感じがしてきました。
これにデザインナイフでアタリをとります。
まずは正中線を引き、目の一番下を通るラインを引いてあげます。
こんな感じ。画像下のデバイダでバランスをとりつつ作業を進めます。
ちなみにこのデバイダ、たとえばプラモの幅つめなんかにも絶大な効果を発揮するのでモデラーさんには激しくおススメです。
価格は¥2000くらいだったかな…中央のネジで開き幅を調整できるやつにしてください。
それから目のアタリをとってしまいます。なんかサイズが原寸図と違って見えますが、レンズのせいか気のせいです。
うんなんだか顔っぽくなってきました。耳をつけましょう。
そのへんに散らかってたワックスのかけらを熱してくっつけます。
これを整形してとりまできたのがこちら。
うんなんか目がちいさいですね。やりなおしです。
そんなこんなで格闘4時間、できたのが上の2枚になります。
いまのところ自分ではかわいいと思うのですが、脳がゲシュタルト崩壊をおこしてる場合が往々にしてあるので、
明日あたりに見直すか、信頼できる目を持ってる人間に見てもらうのもいいでしょう。
それでは今回はこのへんで。