みなさんこんにちは、原型師のキバヤシです。
僕は今、実家に帰省している最中だと思われます。
ホビー業界ってのは夏まではどこの会社も忙しいのですが、各種イベントを軒並みクリアする今の時期に
まとめて休みとる人も多い印象ですね。
僕もそれにならってしばらく秋休みにはいってしまおうかと思います。
ところでよつばと!って漫画のみうらちゃんのお父さんてやっぱりホビー業界の人なんでしょうか。
夏休みが無く秋に休みとって旅行行くし。わざわざ女の子がロボを作った理由も説明できてしまうような…?
さて前回の続きから。
今日はまず耳の上のはねっ毛を作りましょうか。
写真ですが、真ん中がエッチングばさみと、下が0.3mmのアルミ板です。ちょっと大きいホビーショップさんで売ってます。
さて、イラストを参考にアルミ板をはねっ毛の形に切り出して曲げてやりましょう。
曲げるコツですが、ただの二次曲面にならないようねじりこむようにうねりをつけてあげる感じです。
この貴族の髭みたいなアルミ板にワックスを盛り付け、ならしていってやりましょう。
こんな感じです。
さらにアルミ板を適当な三角形に切り出しておき、
顔の左側の髪をとがらせてやりましょう。
髪の先端をワックスペンでとかしてこの三角形を押し込みます。
ちょっと見づらいですけど、先端にアルミ板が刺さってます。これを整形してやると
こんな感じにぐっとフィギュアっぽくなったでしょう?
僕は原型の髪の先端はビンビンに尖らせます。髪は面や線を増やして情報量を上げてやることができますが、
こうするだけで効果的に「解像度」を上げてやることができると思うんですよ。
まあPVCななるとどうしてもこういう先端部分は丸まってしまうものなのですが、ただ丸まるなら丸まっていいや、というよりも
丸まってしまうなら尖らせるだけ尖らせてやろう、という考えでやってるわけなのです。
それではまた次回。