クイーンズブレイド・ザ・デュエル

メガハウスより発売されるTCG『デュエルシステムTCG』の 開発担当者達が思いの丈を綴る公式ブログです。
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2009.01.19 14:41

「第1回ゲームジャパンカップ」大会速報

こんばんわ、皆の衆。
クイーンズブレイド仙人じゃ。

 

「クイーンズブレイドコンベンション2」
お陰様で大盛況、多数のユーザーが参加していただき
本当に開発者冥利に尽きる。

さて、コンベンション2の詳しい様子は賢人にまかせるので
「第1回ゲームジャパンカップ」の大会速報をお届けするぞ。

 

「第1回ゲームジャパンカップ」は受付開始から
20分弱で定員の32名に達してもうた。
参加できなかった御仁、まことにすまなんだ。
申し訳ない。


早速じゃが、大会の結果発表といこう。

優勝  5勝0敗
準優勝 4勝1敗
3位  4勝1敗

「第1回ゲームジャパンカップ」を制したのは
なんとこの大会唯一のマスターキャラを
ニクスに選んだプレイヤーじゃ。

 

そして、準優勝者は3位と同率ポイントなのじゃが、
試合終了時の残りライフの合計で準優勝となったのじゃ。
準優勝者は勝利した4回戦を通じて合計わずか4ポイント
しかダメージを受けずに勝負を決めておるのじゃ。

 

続けて入賞者のデッキレシピと解説をしたいんじゃが
その前に、大会のデッキおよびマスターキャラの
傾向から説明しよう。

 

参加者のマスターキャラじゃが、少数派がニクス1名、
エキドナ1名、トモエ2名となっており、多数派が、
リスティ、ユーミル、レイナと満遍なくおった。

 

今回のデッキで一番多かったタイプ、いわゆるメタの中心じゃが
パワーかバランスからマスターを選び、マスターと違うアビリティの
キャラを必要アビリティ無しのカードで固める4キャラ以上デッキが
半数を占めていたわけじゃ。
この系統のデッキはスターターの延長線上である2キャラデッキに強く
手数で防御、攻撃ともに安定しているデッキタイプじゃ。

 

以上の点を踏まえ、入賞者のデッキレシピを紹介し
解説していくとしよう。

 

優勝者デッキ
デッキ名:「時間取れなくてこんなのしかできませんでした」

 

マスターキャラ:ニクス
ライフ1>5
095 ニクス 暴燐紅焔弾
102 ニクス 飛びずさる
096 ニクス 火球連弾
098 ニクス 灼熱炎弾
109 ニクス バランスを崩す

カード内訳 合計40枚

トモエ3枚
037 トモエ 上段スイング 3枚

リスティ6枚
048 リスティ 基本の構え 3枚
054 リスティ けられて バランスを崩す 3枚

ユーミル6枚
064 ユーミル 下段スイング 3枚
073 ユーミル 打たれて バランスを崩す 3枚

ニクス25枚
094 ニクス 激昂炎舞極 2枚
096 ニクス 火球連弾 3枚
097 ニクス ボディを負傷 3枚
098 ニクス 灼熱炎弾 3枚
100 ニクス 飛びずさり、薬を飲む 3枚
101 ニクス 突撃 3枚
102 ニクス 飛びずさる 3枚
104 ニクス 足を負傷 2枚
108 ニクス 背後をとる 3枚

 

キャラが広く薄く展開するデッキに対して
有利な構築になっておる。
まさに、今回のメタの中心に対するアンチデッキじゃ。

 

特筆すべきは、ライフ4と3の排除カードじゃ。
排除カードをライフに入れると、アビリティが1に
なるのでデッキの動きが鈍るのじゃが、
必要アビリティ5のカードを2枚に絞り、
アビリティ3のカードを多目にして火球連弾を
どのライフでも撃てるように工夫してある。
また、大半のデッキに入っている相手キャラを
ロールさせるカードが一切入っていないのも
要チェックじゃ。
広く展開した相手を焼きカードアドバンテージを
確保し殴りきることを想定したデッキと言えよう。

 

また苦手なタイプのキャラを厚く重ねる系統に対しても
「激昂炎舞極」「突撃」そして「ユーミル 下段スイング」
「リスティ 基本の構え」と攻撃力を確保しつつアクティブで
畳み掛けることでそれなりに戦えるのも大きかったはずじゃ。

 

準優勝デッキ
デッキ名:「コミケSP水戸おめでとう」

マスターキャラ:ユーミル
ライフ1>5
056 ユーミル 底力
063 ユーミル ボディを負傷
067 ユーミル 足を負傷
072 ユーミル 背後をとる
073 ユーミル 打たれてバランスを崩す

カード内訳 合計40枚
トモエ 3枚
037 トモエ 上段スイング 3枚

リスティ 13枚
040 リスティ ダウンスイング 1枚
043 リスティ 下段突き強打 3枚
047 リスティ キック 3枚
048 リスティ 基本の構え 3枚
053 リスティ 背後をとる 3枚

ユーミル 21枚
057 ユーミル フルスイング 3枚
059 ユーミル 足をひっかける 3枚
061 ユーミル 飛びずさる 3枚
062 ユーミル 突撃 3枚
064 ユーミル 下段スイング 3枚
065 ユーミル ダウンスイング 3枚
072 ユーミル 背後をとる 3枚

エキドナ 3枚
092 エキドナ 突き 3枚

 

ユーミルマスターとリスティに必要アビリティ無しの
トモエ&エキドナを加えた4キャラデッキ。
数ある同系統のデッキの中から、このデッキが準優勝に
食い込んだのは、「背後をとる」以外の全てのカードが
攻撃力のある前のめりな構成になっておるからじゃ。

 

ツボにはまったときの破壊力は凄まじい物があるが
全てのキャラが攻撃可能なため、場の状況、残りライフ、
手札を考慮しながら攻防をキャラ毎に上手く切り替える
必要がある。

 

3位デッキ
デッキ名「ユーミル乱舞」

マスターキャラ:ユーミル
ライフ1>5
058 ユーミル 相打ち
063 ユーミル ボディを負傷
067 ユーミル 足を負傷
069 ユーミル 腕を負傷
073 ユーミル 打たれてバランスを崩す

カード内訳 合計51枚
レイナ 5枚
009 レイナ キック 1枚
016 レイナ 基本の構え 1枚
017 レイナ 背後をとる 2枚
019 レイナ 上段攻撃を受ける 1枚

トモエ 6枚
030 トモエ 上段突き 2枚
034 トモエ 基本の構え 2枚
037 トモエ 上段スイング 2枚

リスティ 10枚
040 リスティ ダウンスイング 1枚
043 リスティ 下段突き強打 2枚
046 リスティ 上段突き 2枚
047 リスティ キック 2枚
048 リスティ 基本の構え 3枚

ユーミル 25枚
056 ユーミル 底力 1枚
059 ユーミル 足をひっかける 1枚
061 ユーミル 飛びずさる 3枚
062 ユーミル 突撃 3枚
063 ユーミル ボディを負傷 1枚
064 ユーミル 下段スイング 3枚
065 ユーミル ダウンスイング 3枚
066 ユーミル キック 2枚
068 ユーミル 下段攻撃を受ける 1枚
070 ユーミル ジャンプ 1枚
071 ユーミル 基本の構え 3枚
072 ユーミル 背後をとる 3枚

エキドナ 5枚
082 エキドナ 突撃 1枚
088 エキドナ ダウンスイング 1枚
089 エキドナ 基本の構え 1枚
091 エキドナ 打たれてバランスを崩す 1枚
092 エキドナ 突き 1枚

 

一見メタの中心と同じ5キャラデッキじゃが、
絶妙なバランスで一回り上の打撃力を確保している。
マスター以外の色のカードにも、必要アビリティが
1か2のカードがきっちり入っておる。
また、ドローカードの「背後をとる」を
ガードする機会が多いレイナとユーミルに
集め、他のアタッカーを埋めないように
工夫してある。
手持ちのカード資産を元に、試行錯誤して
上手く回る比率のデッキに仕上げたんじゃろう。
対戦相手は、デッキのカードプールを把握できず
想定外のカードを出され対応し辛かったのでは
ないだろうか。

 

以上、分析と推測でものを言っておるんで
「いや、そんなつもりで組んでないんですが・・・」
とかあるかもしれんが、細かいことは気にするな。

 

上位3名のデッキに共通することじゃが、デッキ内の
カードバランスが良く取れており綺麗に回る構成に
なっておるんじゃ。
初手に出せるカードの枚数、必要アビリティ5の
カード枚数などをチェックすると参考になるじゃろう。

 

さて、駆け足じゃが「第1回ゲームジャパンカップ」の
レポートは以上となる。
次は「第2回ゲームジャパンカップ」でお会いしよう。
第二弾が加わった新たな環境で、皆の衆の新デッキを
楽しみに待っとるぞ。