2011.05.11 12:59
第八回 ワックスでフィギュアをつくってみよう
みなさんこんにちは。原型師のキバヤシです。先日のワンフェスで、弊社のガープなどをやられております福田貴先生に「このブログ見てるよ~!」とか仰られてしまい。恐悦至極といいますか釈迦に説法している気分でなんだかもう沈む夕日に向かっていつまでもいつまでも叫びつづけていたい気持ちになりましたが、他にも見ている方もいらっしゃると思いますのでそんな方々のためにもくじけずやって行きたいと思います。
では今回は顔の作り方をば。イメージ的には個人的に大好きな某キャラの成長したような感じ?
前回とりあえずバランスみるためにくっつけた頭ことお団子を、付け根のあたりにナイフ一周させてパキリともぎ取ります。
それではスタート。まず正中線をナイフで入れ、次々とアタリをとってしまいます。このアタリにそって顔を削り出していきます。
ざくざくとナイフを入れていきます。
スパチュラでなでてやり面を確認。
目のアタリをとってやります。その後、目鼻の盛り削りをワックスにて行います。
ここで30分経過。厳密に誰に似せるってわけでもないから早い早い。
ここで一時間の作業になります。今は自分の目がゲシュタルト崩壊を起こしてるので可愛くなってるかどうかわかりません。一日ほどおいてまた見返して修正し、前髪をつけたらまた修正することになるでしょう。
原型製作は漫画絵描く作業ににたとえると主線をぶっといマジックで引いて、一番いい線をホワイト修正で出していくような作業なのです。修正を何度も何度も重ねるのが大前提。
一発でいい面を出せる人ってなかなかいないと思います。少なくとも自分はそんな人間ではないので何度も何度も直します。
ワックスはその修正作業が手早く済むので結果として原型が上がるのが早いのです。
本日はここまでです。次回は...前髪でもつくりましょうか。
(追記 アップロード前日に見返してみたけどこの顔は無いわーw鼻の位置上げて口何とかして...)