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こんにちは、原型師のキバヤシです。

前回もあったのですが、とりあえず今回からこちらのページを使ってフィギュア一個作りましょう。

その上でワックスの特性なんかをご説明させていただこうかと思っております。

ワックスってやはり一般的な素材ではありませんので造形に使ってる原型師さんは

まだまだ限られてる感じですし。

 

まずは素体を作ってみましょう。

 

電熱器に乗せたヤカンの中にパラフィンやマイクロなんかの蝋を入れて好きな硬さ、粘りに

調合しクレヨンなどで色をつけます。それをその辺にあった適当なシリコン型のぐるりに

ガムテープを巻いただけの簡易容器に流し込み、冷えて固まるのを待ちます。

そして出来たのがこれ。

  blog1003.jpg

大きさは110mm×70mm×20mmくらい。

なんだかカレーのルーみたいですが、質感もそんな感じです。

これを温蔵庫で48℃くらいに温めて、ナイフでざくざくと切り分けていきます。

blog10032.jpg

なんだかおいしそうな感じですが食べられません。

まだ温かいうちに作業に入ります。

 

さくさくとナイフを入れ、長さの足りない部分は引っ張ったりねじったりして伸ばして

人型に近づけたのがこれです。

blog10033.jpg

はい、これで人型ができました。20cmサイズになります。

実作業で5分くらいでしょうか?

 

 

次回からはこれを芯に造形を進めたいと思います。

 

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