2011.05.11 12:59
第六回 ワックスでフィギュアを作ってみよう
こんにちは。原型師のキバヤシです。前回予告した拳の作り方をやってみましょう。
まず腕に適当な大きさのワックス塊をくっつけ、温蔵庫に入れてしばらく加温します。
取り出して手首の部分をぐいっと曲げて拳の基礎をつくります。
指の形を意識して削り込んでいきます。
親指を残して、他の部分をひとまず完成させておきます。
こんなものかな？
そしてその辺に落ちてたワックスの削りカスを手に持ってしばらく体温で温め、親指の形状を意識してくっつけます。
それを整形してこんな形になりました。
これがどうしたの？といった話になるかもしれませんが、この作業、実は30分程度しかかかってないのですよ。むかーしポリパテやエポパテで作ってたころは一日作業だったのです。
ワックスってすごーい。
次回はワックスでしか許されない特殊な造形の話にでもしましょうか。
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