2011.05.11 12:59
第七回 ワックスでフィギュアをつくってみよう
みなさんこんにちは。原型師のキバヤシです。
今年も残すところあとわずか、皆様いかがお過ごしでしょうか。
僕はきょうも元気にワックスを削っております。
それで前回ワックスならではのやりかたとかなんとか
書いたとおもいますので、そのようなことをやってみたいと思います。
さて、前回まで作ったパーツをすべてくっつけます。これで完成する原型のだいたいの
バランスがわかるようになりますね。
そしてこれをおもむろに温蔵庫(小型冷蔵庫で温度が調節できるやつ)を47度に設定して
しばらく放っておきます。この隙にご飯食べに行ってきました。
てろ~~~~ん
なんだかハ○ジがパンの上に乗っけて食べるなにかのような感じです。
ふにゃんふにゃんなので、この状態のうちに一気にポーズを決めてしまいます。
こんな感じかな?まあ技法をご紹介するだけのものですので何を作ろうってことは無いのですが。
気に入ったポーズが出来たら、流水で絞めます。これでいつもの硬さにもと通り。
これを詰めていって最終的に人体として不自然に見えないよう作りこんでいきます。
ところでこの間、ある有名、というか神と言われるくらいの原型師さんに声をかけられました。
「ブログみてますよ」って。
いったいどこのことかどぎまぎしてしまったのですが、ここのこの記事だとのこと。
いつかここで僕が「人体を作るときは資料を見ないで記憶だけで作る」と書いたんですが
それに対して「大賛成!」とのこと。
うおっこんなデッサン力の神様みたいな人に同意していただけた!!!!!!!
やはり「女体」と「人体」は違うのですよ!
というわけでうれしくてふにゃんふにゃんなのでこの辺で筆を置きます。
皆様よいお年を。